ごきげんよう、おひとり様セミリタイア中のヤモリです。
実はセミリタイア関連のキーワードを調べていて以前から気になっていた漫画があります。その名も『セミリタイアした冒険者はのんびり暮らしたい』。
今日はこちらの漫画を実際にセミリタイアした私が読んでみた感想です。
原作はライトノベル。セミリタイアブームが書籍化の後押し?
原作者について調べたところ、もともとは日本最大級の小説投稿サイトである『小説家になろう!』に投稿されたライトノベルが原作になっているようです。初投稿が 2019年9月12日 で書籍化決定の報告が2020年7月20日にありました。帯にはすでにコミカライズの話が出ていたようなので、ほぼ同時期に決まっていた様子。

原作:久櫛縁,作画:糸瀬ねめ,キャラクターデザイン:市丸きすけ
以前、第一次セミリタイアブームの終焉を予測するでセミリタイアブームのきっかけが『FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド』の日本語版訳発行(2020年3月18日)でその後3月~5月にかけて最高潮を迎えたと分析しているので、もしかしたら書籍化にはFIREブームの追い風も多少は影響していたのかもしれませんね。
原作者自身がセミリタイアしていてその体験を書いているのかな?とも思ったのですが、そういった情報は出てきませんでした。ストーリーの初期の構想段階ではセミリタイア要素はなかったようなので可能性としては低そうです。
漫画の描写に見るセミリタイアのイメージ
今回はコミカライズ版の試し読みをしてみました。
舞台はゲーム風のファンタジー世界で主人公は最前線で戦っていた冒険者でしたが、セミリタイアのために安全で景観の美しいのどかな街に移住してくるところから物語は始まります。

しかし、道中で一緒になったおじさんにこの街に来た理由を尋ねられて暗にセミリタイアしたことを話すと返ってきた反応はこれ。

このおじさん、前後の会話で主人公が前線ではかなりの功績を積んだことを知っていてこの反応。いいじゃん、今まで頑張ってきたからこそ休みたいんだって。でも実際に世間のセミリタイアに対する反応はこうなんでしょうね。今は多少概念が広まって柔軟に受け取られるようになってきたとはいえ、実際にセミリタイアしていても言わない人が多いですから。主人公も黙っとけばよかったのに。
それでもめげずに主人公はぬるくてゆるーい生活を楽しむことにします。

かつてのブラックな労働環境(?)について「あれは人間らしい生活ではなかった」と思い返しながら、久しぶりの暖かい料理と美酒に酔いしれる主人公。めっちゃわかる。
働いてる時って給料も入ってきてて金銭的には困窮していないはずなのに、満足に使えてないし生活そのものはせわしなく過ぎていくだけだから「なんでこんな生活してるんだろう… … 」ってつい考えちゃうんですよね。これが自分のしたかった生活なんだろうか? この先もずっとこれのために生きていくんだろうかって。
紆余曲折を経てようやくセミリタイア達成をした時は、私も自分に「おめでとう」って言って祝杯をあげていましたね。
まとめ
『セミリタイアした冒険者はのんびり暮らしたい』 のセミリタイア描写には共感できるポイントが多かったです。この主人公はセミリタイアしたことを隠しはしませんでしたが、移住先でセミリタイアしたことを仲間に言えなくてすれ違う… … みたいなお話もちょっと読んでみたかったです(笑)。この後、物語がどうなっていくのか興味がある方はぜひ続きを読んでみてくださいね。
以上、ヤモリでした。
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コメント
ワタシはセミリタイアはリアルでは誰にも話してないですね。
身内も友人知人も全部、零細自営で通してます。
特にリーマンの友人等はこちら側から話を寄せないと絶望的に嚙み合わないと思いますw
この国ではバカにされてる位がちょうどよいですね。
セミリタイアじゃなくてもフリーランスになると会社員時代の人間関係とは疎遠になると言いますね。
日夜働く人がいるから社会が回るわけで、セミリタイアは少数派なくらいでちょうどいいのでしょうね。