ごきげんよう、おひとり様セミリタイア中のヤモリです。
よくセミリタイアを検討している人が「失敗するのではないか」「後悔するのではないか」と思って不安になることがあります。
以前、セミリタイアの失敗例としてよく挙げられる例7つを紹介しましたが、今回は後悔という側面からセミリタイアの失敗を考えてみたいと思います。
セミリタイア失敗の定義
セミリタイアの失敗について調べる時、無意識に絶対的なセミリタイアの成功条件や失敗条件があるように考えてはいませんでしょうか?
「資産が〇円以上」とか「持ち家があれば」とか、経済的自立を支えるための目安はあれどそれはセミリタイアの成功や失敗そのものを定義しません。
経済的な破綻がなくても孤独や不安感からセミリタイアを後悔するなど、人によって何を悔やむかが違うからです。だとしたら、まずは自分にとっての失敗や後悔がなんなのかを先に考えて、その対策を取るほうが賢明なように思えます。
死ぬ瞬間の5つの後悔
そうはいっても、自分が人生で何を後悔しそうかをスラスラ答えられる人は少ないと思います。参考に、ブロニー=ウェア著『死ぬ瞬間の5つの後悔』から人が死ぬ間際に何を後悔しているのか?を参照しました。
- 自分に正直な人生を生きればよかった
- 働きすぎなければよかった
- 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
- 友人と連絡を取り続けていればよかった。
- 幸せを諦めなければよかった
上記は終末期医療で実際に死ぬ間際の人間から介護人が聞き取ったアンケートをもとに書かれていて、多くの人間が人生の終盤に後悔しやすいものになっています。
これらの後悔のうちもし自分にも当てはまりそうなことがあるなら、それを回避するための手段としてセミリタイアが適しているかどうかということになってきます。
私の場合は1と2がセミリタイアを決めたきっかけとして最も近いものになるかもしれません。自分がフルタイムで働き続けたいと思ってないことには気が付いていて、でも結婚もしていないのにフルタイム以外の生き方なんてきっと周りの理解を得られないだろうと自分の思いとは違う生き方をしていました。もしそのまま働き続けていれば死ぬ間際に1や2を後悔していただろうと思います。
ですが仮に、セミリタイアしてもこれと同じ後悔をしてしまうなら私のセミリタイアはやはり失敗となるでしょう。セミリタイア後も周りの目が気になって自分の思うような生き方ができないなら、それはセミリタイア前と何ら変わらないのかもしれません。
セミリタイアに失敗しないために
あなたにとって死ぬ間際に後悔しそうなことは何ですか?
それはセミリタイアによって回避できそうでしょうか?
それを洗い出すことができれば、失敗の条件も回避するための行動もおのずと決まってくるのではないかと思います。
セミリタイアをした場合もしなかった場合も、後悔のない人生を生きられるといいですよね。
以上、ヤモリでした。
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コメント
3,4,5は相手があることだから、どうしようもないよな。よほどいい相手にめぐまれなきゃほぼ全員が後悔すると思う。
問題は1と2だわなあ
死ぬ瞬間といわれるとキューブラーロスのほうを思い浮かべてしまいます。
暗黒時代にキューブラーロスの死の瞬間のロープレを嗜む位に闇落ちしてたのですが、
夜と霧でお馴染みのフランクルの「それでも人生にイエス~」で闇から引き上げられた思い出です。
>dedsさん
まず出会うところから始めなきゃですよね(運要素アリ)。
1と2ぐらいは自分の意思でコントロールしたいものです。
>TFさん
死の需要プロセスですね。ロープレと言うことはそれだけ追い詰められていたということでしょうか。
フランクルの「それでも人生にイエスと言う」はレビューを見たら面白そうだったので読んでみたいなと思いました。面白い本をたくさん知っていそうですね!
【以下、ブクマの返信】
>こぞうたんさん
気持ちを伝えるのって恥ずかしいですよねw
後からでもチャンスがあったら伝えていけたらいいですよね。
>なかなかさん
なかなかさんは④は現在進行形ですね。
③は例えば「嫌なことを頼まれたときに嫌とはっきり言えばよかった」とかも含まれるみたいです。
セミリタイア論はまだ黎明期でこれといった決定版はありませんが、そういう時期だからこそ色んな考え方が出てきて楽しい時期なのかもしれませんね。
>Koushiさん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、終着点ではなく通過点ですね。まだまだ人生は長いですから。
間違えました。
死の需要プロセス→死の受容プロセス です。