3500万円が貯まるまで⑦「年収は下がったけど幸福度は上がった」

セミリタイア資産3500万円が貯まるまで

ごきげんよう、おひとり様セミリタイア中のヤモリです。
この記事は私が借金270万円から始まって15年で3500万円を貯めてセミリタイアするまでを連載形式で書いています。前回は社会復帰を試みたものの転職エージェントには相手にされず…というところまででした。その続きです。

初回:セミリタイア資産3500万円が貯まるまで①「マイナス270万円からのスタート」
前回:3500万円が貯まるまで⑥「無職が社会復帰しようとするとこうなる」

(一応)都内のアパート家賃3万円で再スタート

その後、地方から就職活動のため東京に引っ越してきました。派遣会社から「派遣登録はできても東京の案件紹介はこちらに住所がないとできない」と言われたためです。特に葛藤することもなく「じゃあ行くか」と軽いノリで上京してきました。

一応住所は東京都内のワンルームアパートでお家賃は3万円でした。

今と同じように築古で駅からは徒歩3分。二階の角部屋で窓が二つ。住み心地もよかったです。難点を挙げるとすれば洗濯機置き場が室外だったこととユニットバスとミニキッチンだったこと。単に好みの問題もありますが、ミニキッチンだけは失敗したと心の底から後悔しました。料理はぎりぎり作れなくもないのですが、洗い物が本当に面倒だったからです。箸や茶わんは問題ありません。でも、フライパンやお鍋はどうしてもすすいでいる時に水がシンクの外にこぼれて苛立ってしまい、結果自炊よりも外食や弁当の方が増えてしまいました。節約には痛かったです。

親には黙ったままだったので、この頃から保証人代行を利用し始めました。

資格は結局使ってないし、次もコールセンター勤務

ちなみに無職から復帰するために一日8時間勉強して取った通信系の資格ですが、今に至るまで結局一度も使っていません

やはりというか、資格を取ったくらいでコールセンター経験しかない田舎娘がいきなりIT系の職に就くことは難しかったです。派遣のコーディネーターさんにも「やはり元の職歴と似たお仕事の紹介にはなってしまいますね……」と言われました。

まずは、3か月以上のフルタイムの職歴をつくって無職ステータスをはがす必要もありましたし、贅沢は言っていられません。家賃が激安だったとはいえ引っ越し費用も掛かりましたし、当面の生活費を調達できれば文句は言うまいとすぐに顔合わせして採用が決まりました。親には「正社員で転職した」と嘘報告しました。

片道一時間半の通勤時間だけど苦痛じゃなかった

当時、ドアツードアで片道1時間半かけて職場へ通勤していました。そういうと「大変だね」ってよく言われましたが、私自身はあまり気にしていませんでした。

というのも、北海道にいた頃の通学は、夏は自転車で片道1時間(坂多し)冬は氷点下の雪道を駅まで20分歩いてそこから電車を1時間乗り継いでさらに学校まで20分は歩いていましたので、それに比べれば全然苦じゃなかったからです。

冬なのに温度がマイナスにならないってなんて素晴らしいのだろう、と感動しました。

電車だって3~5分に一回は来ます。通勤時間帯でも30分に一本、長いと2~4時間は平気でこない田舎の無人駅とは異次元の便利さです。時刻表を見ずに外出しても電車がすぐに来て、携帯やら本やらを見ている間に駅に到着しています。

労働時間が長いのは嫌だけど、通勤時間が長いのは気にならないタイプのようです。

年収は290万円にダウンでも満足感があった

当時の時給は1600円くらいだった気がします。派遣なので交通費込みで、大体年収290万円くらい。手取りならもっと少ないわけですが、私はすこぶる上機嫌でした。

仕事は前と同じコールセンター業務ではありましたが、ITヘルプデスク(主に社員からの問い合わせ対応する部署)への一次問い合わせ受けのようなものも1割程度は交じっていると説明されていたので、ほんのちょっとだけ階段を上がったような気がしました。

最初の就職ではどこか目指す場所があるでもなくずっと真っ暗闇の中でもがいている感じだったのに、今は暗闇の先に目指したい場所があってそこから針の先でつついたような光が漏れています。あっちの方向に向かって真っすぐ進んでいけばいい。半歩でも、一歩でもそう思いました。

派遣先の職場環境が悪くなかったこと、定期的な収入で生活費の心配がなくなったこと、なにより毎日8時間仕事する”普通の人”になれたことが私に安心感を与えていきました。

全てがうまくいき始めている。そう感じました。この時は。

続きます。

次回 :3500万円が貯まるまで⑧「幸せな職場」

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コメント

  1. TF より:

    収入の多寡を問わず、今日より明日のほうがきっとよくなるって感覚は大事ですよね。
    あの頃に戻りたいってことはないですけど、リタイアの種火みたいなものはそこにあります。

  2. ヤモリ より:

    >TFさん
    よくわかります。過去のいろんなことの経験が巡り巡ってリタイアという選択肢につながっていく感覚がありますね。

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