3500万円が貯まるまで⑥「無職が社会復帰しようとするとこうなる」

セミリタイア資産3500万円が貯まるまで

ごきげんよう、おひとり様セミリタイア中のヤモリです。
この記事は私が借金270万円から始まって15年で3500万円を貯めてセミリタイアするまでを連載形式で書いています。前回は無職で自暴自棄になっていた私がメンターと出会って再起のきっかけを得るところまででした。その続きです。

初回:セミリタイア資産3500万円が貯まるまで①「マイナス270万円からのスタート」
前回:3500万円が貯まるまで⑤「仕事が楽しいなんて思ったことない」

資格取得のために1日8時間勉強

異業種交流会で出会った人に影響を受けてもう一度働くことを決意した私ですが、すぐに就職活動を始めたわけではありませんでした。まず手を付けたのは資格を取るための自主学習です。とある求人募集で「〇〇(通信系の資格)がある方歓迎!」と書かれていたので、それを目指すことにしました。

「資格=就職へのパスポート」とは思っていませんでしたが、1年近くも無職同然で好き勝手な時間に寝起きしていた私がいきなりフルタイム勤務に戻ることはさすがに無理だろうと思い、まずは社会復帰後の生活リズムを取り戻すことにしたのです。

月曜日から金曜日まで毎日8時間、朝は9時から夜は18時まで。図書館に通って参考書を開くという疑似通勤の始まりです。1日目から8時間集中できないことも想定済みで、たとえ1ページも参考書が読み進められなかったとしても席から立ちあがらないことだけは続けました。お昼と小休憩の時間以外はまず「座る」ことが仕事の代わりです。

幸い次第に身体が慣れていってくれたため、どうにか参考書を2か月かけて一冊読破することができました。と言っても、1ページ目から知らない用語ばかりで全く意味が分からなかったため、初回は「理解していなくてもとりあえず読み切る」→次に「頻出していた単語の意味を調べながらもう一回読む」という方法で2回に分けてです。知らない単語でも一回しか出てこなかったキーワードは重要ではないと判断して無視しました。

その次に、試験の練習問題をひたすら解きました。参考書を読んだ後とはいえ、やはり問題文の8割は意味が分かりません。すぐに回答と解説を見ましたがそれでもわかりません。解説の中に出てくる単語の意味を調べながら少しづつ暗記していきました。その日解説を読んだ問題は次の日の勉強の前にもう一度見直して記憶を定着させてから次の問題に取り掛かりました。問題集は参考書よりも薄かったので今度は一か月で終わりました。頭が勉強のサイクルに慣れてきてくれたのもありますし、わからないことの辛さが軽減されてくると純粋に楽しい気持ちも湧いてきました。

ネット上に本番の試験環境を再現した模試のサービスがあったので、それをひたすら2週間くらい繰り返した頃くらいに本番受験をして見事一発合格できました(制限時間ギリギリで、適当に回答した問題もあったので滑り込みセーフだったと思います)。

転職エージェントには門前払いされました

満を持して就職活動の再開です。本当のところ、資格を取ったのは自分に自信をつけるためでもありました。無職期間の長かった私が面接で厳しい質問を投げかけられることは容易に想像できましたし自業自得だから仕方のないことなのだけど、針のムシロのような視線に耐えられるだけの何か支えが欲しいと思っていたのも資格にこだわった理由の一つです。

ですが、結果として転職エージェントの利用はできませんでした

現在、〇〇様にご案内できる求人はありません。

すでに退職してから1年半が経過しようとしていた私には書類選考すら受けられません。無職期間は3か月以内、長くても半年以内でなければ足切りをされてしまうようです。目の前の現実に落胆する気持ちもあったものの、早々に正社員募集は中小企業のホームページから直接応募、並行して派遣会社への登録に切り替えました。足切りはされましたが、バイトでも非正規でも直近でフルタイム勤務の経歴があれば無職とはみなされなくなるという情報に一縷の望みをかけました。

この時、私が就職希望先の土地として選んだのが東京です。

その頃、世間にはリーマンショックによる不況の風が吹き荒れており、私が在住していた地方都市よりも求人が多くてその後の転職活動をするのにも有利な条件がうんたらかんたら……というのはです。

すみません、ただ行ってみたかっただけです。いきなりIT系の職種に転向を決めたのも、ただやってみたかっただけです。勝算なんかありません。

……いや、だってね? 私この時、新卒で入った会社3年持たないで辞めて2年弱無職ですよ?

いくらもう一度やり直そうと思えたからって、いきなり「ここから私の人生が夢に向かって開けていくのよ!リベンジリベンジ!」なんて思考にはなれないのですよ。正直そんな都合よく物事が好転するとかこの時点では全然思えてなかったです。

ただあと2~3年くらい最後の日を延期してみてさ、どうせもう終わったと思う人生なら、何をしたところで失う物もないわけだし、銀行強盗を思い立った時と同じようにそれまで出来なかったことを最後に一通りやっておいた方が後悔はなさそうだなって思っただけなんです。

セミリタイア資産3500万円が貯まるまで②「ぶっちゃけ転職です」」で地方在住の私が転職したほうがセミリタイアしやすかった理由(ドヤァ)とか書いたけど、あれは結果論なんですよね。ごめんなさいね、思わせぶりなこと書いて。

たまたま「東京は住んだことないから一度は行ってみたいなー」って思ってたから東京だっただけで、「沖縄っていいよねー」って思ってたら沖縄に行ってたかもしれません。そしたらまた違う人生になってた可能性もあります。

自信がつくようなことしてないのに自信なんて持てません

まじめな話、この時は5年後10年後の未来の事なんて描けるほど自分に自信を持ててはいませんでした。資格取ったって言っても国家資格とかじゃないし、それだけで食えるような立派な物でもないし、どう見方を変えたところで無職になって普通の人”のレールから外れてしまったことに対する後ろめたさはちょっとやそっとのことでは拭えませんでした。人からなんて思われるか怖かったし……そう、すごく怖かったです(思い出したらちょっと泣いちゃった)。

この恐怖を克服するためには身につけなければいけない事もやらなければならない事もたくさんあったけど、まだそのどれも私は持っていなくて、それなのに自信だけ持つなんて土台無理な話でした。

それでも、嘘でもごまかしでも未来への希望がつくれなかったら今の自分はいなかったのも事実です。もし今、未来を描けなくて辛くなっている人がいるなら、将来の夢も立派な未来計画も何もなくていいので、やり残したことが本当にないのか考えてみて欲しいです。そのことが巡り巡って蜘蛛の糸のように未来を手繰り寄せる事もあるということを知っておいてもらえたらなと私ヤモリは思うのです。

続きます。

次回:3500万円が貯まるまで⑦「年収は下がったけど幸福度は上がった」

あとがき

このブログにコメントやスタンプを残していってくれる方はすでにセミリタイアしている人が多いのですが、私としてはかつての自分のように身も心もボロボロになってセミリタイアブログにたどり着く人もいるんじゃないかとどうしても想像してしまうようです(^^;

亀進行ですが、お付き合いいただきありがとうございます。

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コメント

  1. hoge より:

    関東在住独身IT系と共通点がいくつかありセミリタイアを目指しているので参考にさせてもらってます。
    読んでいて毎回ちょっとだけ気になったのですが、カッコに対する句点の位置は最後が正しいと思います。
    見事一発合格できました。(制限時間ギリギリで、適当に回答した問題もあったので滑り込みセーフだったと思います)

    見事一発合格できました(制限時間ギリギリで、適当に回答した問題もあったので滑り込みセーフだったと思います)。

  2. ヤモリ より:

    >hogeさん
    お読みいただき&ご指摘、ありがとうございます!
    早速、句点とカッコの位置関係について知らべてみました。
    一文に対して()で注釈をつける場合、句点「。」はカッコのあと。
    複数の文章に注釈がかかる場合は、句点はカッコの前。
    ……ということですね。一つ賢くなれました!

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