3500万円が貯まるまで③「仕事ができない子」

セミリタイア資産3500万円が貯まるまで 挫折編 セミリタイア資産3500万円が貯まるまで

ごきげんよう、おひとり様セミリタイア中のヤモリです。

前回、地方から上京・転職したことで年収がMAX800万円近くまで上がっていくことになると書きましたが、ここで時間軸を少し戻します。最初に言っておかなければいけないのは、私が転職したのは「優秀だったから」ではなくその逆で「恐ろしく仕事が出来ない人だったから」ということです。

前回:セミリタイア資産3500万円が貯まるまで②「ぶっちゃけ転職です」

コミュ障がコールセンター勤務になっちゃった

新卒でコールセンターのオペレーターになったのですが、残念な事に私はコミュ障※でした。

※コミュニケーション障害の略。他者とうまくコミュニケーションがとれないこと、コミュニケーションが苦手なことの意味。正式な病名ではなくネットスラング。

元来、雑談が苦手で人とまともに会話できません。学校でも飲み会でもほとんどしゃべりません。(話すことがない)

それまでアルバイトもまともにしたことがないので、仕事上の基本的なコミュニケーションすらまともに取れないありさまでした。奨学金を借りなければ大学に通えなかったこともあり、卒業後はどうせ返済のためにたくさん働かなくちゃいけないなら今だけは自由な時間が欲しいと思って4年間殆どバイトしていなかったのです。幸い(?)実家が貧しかったので授業料は免除制度を使うことができ、家賃を含めた生活費を2か所からの借入金で賄っていました。

仕事はOJT方式(という名の戦場放り投げ)

仕事はOJT方式でした。つまり、なにもわからないまま実践でいきなり電話を取るのがその職場のやり方でした。当然、その業界の知識なんか持っていません。

電話の向こうのお客様は知らない専門用語とかバンバン出してくるし、こちらが知っているつもりでどんどん話も進めちゃう。対する私は、問い合わせに答えるどころか何の話かまったくわからないし、何を聴きとれば十分なのかも判断できません。だからいつも電話を切った後はSV(=スーパーバイザー。オペレーターたちを監督するチームリーダーみたいな人。教育係)に「なんでそんなことも聞いてないの!」って怒られていました。

電話に出る以上プロとして出ているのだから、『知らない』と言ってはいけない」って言われたけど、そんなの無理! お客様が不安になるからってことなのでしょうが、お客様以上に私の方が不安感でいっぱいです。何を聞かれても「わかる」とも「わからない」とも言えないので無言になってしまい、お客様からは怒られるしSVからも怒られます。もう毎日怒られてばっかり

今なら「即答は出来かねるのですが、確認して折り返し致しますので内容だけ先にお伺いしてもよろしいですか?」と言って用件だけ聴きとって調べてから折り返せばいいと思えるのだけど、その頃はこんな言い回し一つ思いつきませんでした。聞き取り項目が足りなかったとしても、「あと何を聞けばゴールに近づけそうか」確認してから折り返せばいいことです。でも、この頃は解決までの流れをイメージすることができないので『何回も電話してしまうことになるかもしれない。そしたらお客様を不機嫌にさせてしまうかもしれない』と思って、いらないことまで聞きすぎたり聞かなすぎたりしてしまっていました。

それか、「こんな時どうしたらいいかわからないんです。〇〇さんだったらどうしますか?」ってそれこそSVさんに相談すればよかったんでしょうけど、コミュ障なのでそれも聞けませんでした(毎日怒られている相手に話しかけるとか無理)。

なんて言うかもう、コミュ障なのにコールセンター勤務選んだ時点でいろいろ間違ってた気がしますが、結果的に電話が怖くて取れない状態にまで追い込まれていくこととなります。

電話が怖い

やがて、朝目が覚めてもベッドから起き上がれないほど私の仕事と電話への恐怖心は膨らんでいきました。自分がこんなに「仕事ができない子」だとは思わなかったことのショックもあったと思います。

一番困ったのは残業禁止でマニュアルも自宅に持って帰れなかったことです。わからなかったことを復習することも調べる暇もなく、また明日も何もわからないまま電話に出なければいけません。

学生時代、テストの点数は取れているのだから仕事だって同じようにできるはずだと思っていたのに、教科書がなくなった途端勉強の仕方がわからなくなってしまっていました(そもそも暗記だけでどうにかなるものじゃないですしね)。

唯一わかるのは、私が果たすべき仕事もこなせない無能な人間だと周囲からも思われているだろうということだけです。

自営業でないなら会社で働くことは、生きていくうえで必要なことです。そうしなければ給料はもらえず、家賃は払えず、服は着られず、ご飯を食べることはできません。この社会で生きていけません

人生からのリタイア

「私はこの社会で生きるための要件を満たせない無能な人間だった」

「与えられた仕事もこなせない。社会の歯車になれる能力がないなら、もう生きてはいけない」

「つらくても頑張らなきゃいけない。みんなだってそれに耐えているんだから。私だけ甘えたことは言っていられない」

「でも……怖い

感情のせめぎあいの中、一向に未来への光が見えないままでした。

もう、これ以上頑張れない……人生からリタイアしよう。

そう思いました。

続きます。

「面白かった」「続きが気になる」と思った方はポチお願いします。

セミリタイア生活 (ブログを書くモチベが上がります)

関連リンク
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活

次回:3500万円が貯まるまで④「新卒で入った会社を3年持たずに退職」

コメント

  1. TF より:

    若い頃、先輩に「OJTってなんすか?」って聞いたら「行ってこい死んでこい」って意味だよっていわれましたよ?w

  2. ヤモリ より:

    >TFさん
    笑っちゃいましたw
    あながち間違いでもないですね。

タイトルとURLをコピーしました